重要な指標の発表前
いきなり値動きがあるときがあります。
例えば、こんな感じの動きですね。
これは、10月27日のNZD/USD、午前6時から7時の動きです。
この時は、6時45分にニュージーランドの9月の貿易収支が発表になりました。
指標が発表される5分ほど前から、急に相場が上がってます。
この指標発表前に動くことについて
今回は説明していきます。
指標前の値動きとして、予想を見越して先乗り
という考えがあります。
もしくは、インサイダー的な情報による動き
ということも考えられます。
しかし、そんな予想で取引をしているトレーダーは
長生きはできませんし
インサイダーなどということは考えるべきではないです。
実際、今回は予想が-11.45億NZD
実際は、-14.36億NZDです。
つまり、悪い結果なので、下がる、というのが本来でしょう。
しかし、発表前に上がっています。
これは、トレーダーの心理状態を考えれば分かります。
つまり、既にポジションをもっているトレーダーが
指標発表前に、とりあえず、ポジションの整理をした
というのが正解です。
で、なぜこのように5分前ぐらいに動くかというと
今は、経済指標の発表を事前に教えてくれるアプリの影響です。
私もスマホにアプリが入っているので
発表の数分前に、間もなく指標発表のメッセージが流れました。
今回私もポジションをもっていたので
つい、ポジションを整理してしまいました。
で、この時に分かるのが
買いポジションと売りポジションの
どちらが多いかということです。
今回は上がったということから
売りポジションの人が多かったのでレートが上がった
ということになります。
FXは、結局は取引する人の心理を理解していくと
勝てるようになっていきます。
単にテクニカル要素やファンダメンタルズ要素だけでなく
値動きを参加者の心理状態を読みながら考える癖をつけると
チャートの裏にいる、参加者の顔が見えてきます。