FXは、短期間に資産を作ることができる反面
一瞬にして、資金を溶かす可能性もある取引です。
しかし、溶かしてしまう人は
ある同じ行動があるのをご存知でしょうか?
その前に、大切な資金を溶かす
最たるパターンを紹介します。
例えば、ドル円がこんな上昇トレンドを描いているとき
今までのパターンを予測して
20日移動平均線を割ったところでエントリーをします。
ところが、今回は素直に上がらず下がってしまったので
レジスタンスラインである117円50銭でナンピン買いを入れました。
ここら辺で反発するだろう
という予想に反し、さらに下がります。
ここで損切りを決断しないのであれば
次のレジスタンスラインでナンピンになります。
流石に、ここら辺でという淡い期待もむなしく
更に下がり続けます。
いや、ここまで来たら、もう後には引けない
跳ね返るのを待つしかない!
チャートも下ひげの連続で
いよいよ底を打った感が出てきました。
ここから、一気に跳ねるぞ!
とばかりに、ナンピンを続けます。
しかし、その祈りに近い予想とは裏腹に
チャートはどんどん下がって行きます。
一時、祈りが通じて上昇する場面もありますが
底と見られていたところも抜けていきます。
流石にこれはもう無理だ!というレベルになって
泣く泣く、損切りをする
もしくは、資金不足で強制ロスカットになる訳です。
しかし、ご多分に漏れず、そのレベルまで下げると
チャートのトレンドが変わり、一気に上昇していきます。
そこで
もう少し待っていればよかった!
ということになる訳ですが
これは、そもそも間違った発想です。
下げトレンドがどこまで続くのかは
その場その場で、不明ですから
更に、お金をつぎ込んでしまうのは
FXからの退場を意味します。
これが、FXでお金を溶かす
最も多いパターンです。
では、どうすべきだったのか。
答えは、明らかです。
レイヤーを抜けた時点で、損切りすることです。
今回、具体的に言えばここで損切りすべきだった
ということになります。
レイヤーについては
FXの基本のラインである
トレンドライン、ゾーンライン、レイヤーライン
この3つを学ぶことは必修です。
これらについては、FXの必修3ラインで解説します。